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にんにくの食べ過ぎはどのくらい?適切な量を食べて丈夫な体を作ろう!

にんにくの食べ過ぎに注意!

匂いは強いですが、にんにくの効いた料理を食べたくなることがあると思います。ただついついパンチを効かせたくなり、にんにくの取りすぎになってしまうなんてことはありますよね。

非常に栄養価の高いにんにくですが、食べ過ぎてしまうと体調が悪くなってしまいます。

適切な摂取量を知ることで、食べ過ぎることを防ぎ、健康な身体になります。

今回は、にんにくの効果と適切な摂取量について説明していきます。

にんにくの効果

にんにくには、アリシンとビタミンB6が含まれています。

中でもアリシンには、体に良い効果をもたらす成分です。

抗酸化作用による老化防止

にんにくに含まれるアリシンは、強力な抗酸化作用を持ち、体内で発生する活性酸素を中和します。

活性酸素は細胞を傷つけ、老化の原因となるため、抗酸化作用により体の老化を防ぐ効果が期待できます。

また、血液をサラサラにする効果や血中コレステロール値を下げる効果も期待できるため、心臓病や動脈硬化の予防にも役立つでしょう。

免疫力の向上

にんにくは免疫力を向上させる作用もあり、風邪やインフルエンザの予防に効果的であるともいわれています。

アリシンが体内の免疫細胞を活性化し、病原体への抵抗力を高めることで、感染症に対する防御力が強化されます。

定期的にニンニクを摂取することで、季節の変わり目に訪れる体調不良を予防できるでしょう。

血圧低下

にんにくは、血圧を下げる効果があるともいわれています。これは、にんにくに含まれるアリシンが血管を拡張し、血流をスムーズにするためです。

また、カリウムが体内のナトリウムを排出しやすくし、血圧のコントロールに役立ちます。

高血圧が気になる方は、食事ににんにくを取り入れることで、自然に血圧を管理できるかもしれません。

血糖値の調整

さらに、にんにくは血糖値の調整にも効果があります。アリシンやその他の成分が、インスリンの感受性を高める働きを持っており、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。

糖尿病の予防や管理において、にんにくは役立つ食材といえるでしょう。

にんにくを食べ過ぎたらどうなるのか?

身体に良い効果があるにんにくですが、食べ過ぎには注意が必要です。

にんにくを食べ過ぎた場合の症状を見ていきましょう。

腹痛

にんにくの適量摂取は、胃や消化器官の健康を保つ助けとなります。
しかし、摂取量が過剰になると胃腸への刺激が強くなり、胃痛や腹痛を引き起こす可能性があります。

適切な摂取量を守り、食事のバランスを考えることで、これらの問題を防ぐことが可能です。

身体の異変

にんにくに含まれる成分「アリシン」は、健康に期待できる一方で、刺激の強い成分でもあります。
そのため、にんにくの過剰摂取は、消化吸収機能の低下や、胃腸の環境の悪化をはじめとして、さまざまな副作用が現れる可能性があります。

これには、皮膚炎・口角炎・口内炎の発症や、貧血が引き起こることも含まれます。

適切な摂取量を守ることで、これらの副作用を防ぐことが可能です。

1日の適切な摂取量

栄養価の高いにんにくですが、食べ過ぎには注意が必要です。

1日の摂取量は、生の場合で5〜7g、加熱した場合で12〜15g程度に抑えましょう。

小さな子供や初めてにんにくを食べる人は、半分程度に抑えましょう。

万が一食べ過ぎた場合は、水分を取りましょう。にんにくに含まれるアリシンは水溶性ですので、水分を取ることで体外に排出しやすくなります。

にんにくを安全に摂取するためのポイント

栄養価の高いにんにくは、料理の香りをよくしたりパンチを効かせる薬味としてよく知られています。そのため、ついつい大量に食べ過ぎたりしまいがちです。

1日の適切な摂取量を守ることで、料理の質が上がり、免疫力を高められる万能な野菜になります。

とくに体調を崩しやすい季節の変わり目などに食べることで風邪の予防にもなりますから、適切な量を食べて健康な身体を作っていきましょう!