電子レンジで温めるとき高いワット数で温めると時短になるのはわかるけど、温める時間がどれくらい短縮できるのかわからないんですよね。でもこの方法を使えば、高出力でも同じ温度になるように温めることができるので、忙しくて時間がない人にはおススメです。これによって記載されているワット数が、家の電子レンジに無くても正確に温めることができます。その方法とは、計算で導き出す方法です。
電子レンジの原理
なぜ電子レンジは火を使っていないのに、あたたまるのか疑問に思うかもしれません。
まずはなぜ電子レンジを使用したら、あたたまるのかを説明します。
電波が熱源
電子レンジのエネルギー源は電波です。テレビをはじめ、ラジオやステレオ、高周波治療器なども、同じ電波を利用した身近な例です。
これらの電波はテレビに入れば映像になり、ラジオやステレオに入れば音声に、電子レンジでは食品に吸収されて熱に変わります。
電波によって生まれる振動が熱を発生させる
なぜ電波が食品に吸収されて熱に変わるのかというと、電子レンジの電波は、食品に含まれている水の分子など振動させて食品全体をあたためます。
電波は直進する性質があり、水分を含んだ物質には吸収されて発熱します。電子レンジの加熱はすべてこの性質を利用しております。
電波は金属を透過しない
電波は陶器・ガラスなど水を含まない物質を透過しますが、金属にあたると反射します。そのため、金属製の容器を使うと容器の中の食品はあたたまりません。
ワット数の換算方法
電子レンジで温まる原理は電波によるものと説明しました。その電波の波の強さを表すのが、ワット(W)となります。
ワット数の換算方法は意外と簡単です。
【記載されたワット数÷自宅のワット数×記載された時間】
この式に当てはめると、あたためる時間とワット数を換算で来ます。
例えば…
500W40秒を800Wで温めたい場合
【500(W)÷600(W)×40(秒)=25(秒】
つまり、25秒となります。
レシピにあるワット数がない、もっと早く温めたいなどと思ったときに是非活用してください。
あくまであたためるときの換算方法となります。電子レンジを利用した低温調理など、じっくり熱を通したい場合は高いワット数で温めるのは、あまりオススメしません。
理由としては、弱火でじっくり熱を通したいのに強火で短時間火を入れるのとあまり変わらないからです。
あくまでコンビニ弁当や冷凍食品などをあたためる際に活用してください。
電子レンジのワット数の時間のまとめと注意点
電子レンジのワット数が違うときの換算方法を紹介しました。
【記載されたワット数÷自宅のワット数×記載された時間】
自宅の電子レンジにないワット数が記載されている場合に、是非活用してください。
またあたためる際に使用する容器は、必ず電子レンジで使用可のものを使用してください。