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スポンジ面はどっちを使えばいいの?洗い物の正しいやり方!

洗い物をして汚れが残っていたり洗剤を使いすぎたりといったことがあるけど、正しい洗い方がわかっていたら、そもそもそんなことは起こらないんですよね。

でもこの洗い方をすれば、汚れも落ちるし洗剤を使いすぎることもなくなります。

その方法とは、正しいスポンジの使い方です。

なぜスポンジの使い方が重要なのかというと、スポンジを正しく使用することで洗剤の使用量を減らせるからです。2層に分かれているスポンジのやわらかい方に洗剤をつけることで泡立てる役割があり、少量でも十分泡立ちます。

なぜ汚れや油が落ちるのか、正しい洗い物のやり方について説明していきます。

 

洗い物について

洗い物をしたら、なぜ汚れが落ちるかご存知でしょうか?まずはなぜ汚れが落ちるのか説明します。

洗剤に含まれている界面活性剤は汚れや油と水を洗剤の力で一体化させる働きがあります。汚れと油を一体化させたものをスポンジでこそぎ落として水で洗い流すことで汚れや油が落ちます。

簡単に汚れや油が落ちる原理を説明しましたが、洗い物で重要なのはスポンジの種類と使い方です。

 

スポンジの役割

お店で売っているスポンジは2層になっているものが多いと思います。2層のスポンジは、柔らかい面と硬い面がありますが、それぞれの役割はご存知でしょうか?

 

  • 柔らかい面…洗剤を泡立てるためだけに使用する
  • 硬い面…洗うために使用する

 

意外かもしれませんが、洗うときは柔らかい面は使用しないんですよね。洗うときは必ず硬い面を使用してください。

食器が傷付きやすいのでは?と思われるかもしれません。使用されている研磨剤の種類によっては傷付きにくいものもございますし、研磨剤不使用のスポンジもございます。

鉱物系の研磨剤は傷付きやすいですが、樹脂系の研磨剤は柔らかいので傷付きにくいです。
写真のようにナイロン不織布の研磨剤は傷付きにくいです。

頑固な汚れを落とすなら鉱物系の研磨剤がいいと思います。通常利用する場合は樹脂系のやわらかい研磨剤を使用しましょう。またグラスやフッ素加工のものを洗うときは研磨剤不使用のスポンジややわらかい面だけのスポンジを使用しましょう。

用途に応じてスポンジを変えることで、スポンジが長持ちします

 

洗い方

次に洗い方について説明します。

下洗い

汚れた食器はお湯で下洗いしましょう。蛇口から出るお湯で、汚れをこするように流していきます。完全に汚れを落とすことはできませんので、ある程度落とせればいいです。

洗剤のつけ方

スポンジにお湯をたっぷり含ませましょう。硬い面に小さじ1程度の洗剤をつけ泡立たせます。柔らかい面を使用し十分に泡立たせてください。

洗剤の量より、しっかり泡立たせることが重要です!

洗い方

泡を食器全体に行き渡らせるように硬い面を使用し、汚れをこそぎ落としましょう。

全部洗えたらお湯(水)で洗剤を洗い流しましょう。

洗い物が多いときは工程ごとにまとめてやっていくと時短になります

 

洗剤の意外な使い方

洗剤は食器や調理器具といったものに使うのは、わかると思いますが、意外な用途もあるんです。

実は野菜や果物にも使える洗剤があります!

洗剤の液性が、「弱酸性」か「中性」のものであれば野菜や果物を洗えると言われています。

写真のように使用用途に、野菜や果物といった食品が記載されていれば使用できます。

アルカリ性の洗剤は、食品に絶対使用しないでください。

 

まとめ

洗い物について説明してきました。日々やっている洗い方と違ったりしたかもしれませんが、基本的なやり方です。

なぜ汚れや油が落ちるのか理屈で説明したので、食器を洗いたくなったのではないでしょうか。私もこの洗い方を知ったときは、いち早く洗い物をしたいと思いました。

この洗い方でやると、洗剤の節約になりスポンジが長持ちするので、ぜひやってみてください。